柳沢慎吾さん、8分間の始球式 横浜―PL学園を再現

 9日に横浜スタジアムであったプロ野球DeNA―阪神戦で、野球ファンとして知られるタレントの柳沢慎吾さん(53)が始球式に登場した。DeNAの選手を巻き込み、持ちネタの「ひとり甲子園」を披露。約8分間に及ぶ異例の長さの始球式となった。

 横浜高とPL学園高の決勝延長十五回裏という設定で、柳沢さんが投手役、DeNAの4選手が打者、捕手、球審、伝令の役を演じた。ボークでの失点、伝令が駆け寄って円陣、足がつって治療、ボードを掲げる応援団……などの場面を熱演した後、ようやくボールを投じた。最後はホームベース前に整列し、横浜高の校歌を歌いきった。

 横浜高OBの筒香選手や小池コーチはベンチで大笑い。3年連続で始球式を務めた柳沢さんは、スタンドへ向かって「ハマスタの夜でいい夢見ろよ!」と手を振り、大きな拍手を浴びた。(渡辺芳枝)