ストレスフリーで減量できる「10時間ダイエット」を解説!

“10時間ダイエット”とは、1日の食事を10時間以内におさめ、残りの14時間は一切食事を摂らないというダイエット法。ストレスなく手軽に実践でき、しかも、効果がすぐに実感できると人気です。

そこで今回は、この“10時間ダイエット”の実践方法やポイントを詳しく解説します。

 

■“10時間ダイエット”とは

10時間ダイエットは、10時間以内に食事を済ませるのがルールなので、例えば朝の8時に朝食を食べ始める場合、夕食は18時までに終えることになります。

自分のライフスタイルに合わせて食事の時間を調整できますが、20時以降の食事はダイエット効率を妨げるので、遅くても20時~21時までには夕食を済ませることがカギとなります。

また、夜に外食の予定が入ってしまう場合などは、食事のスタートとフィニッシュの時間を少しズラすこともOKです。ただ、できれば日々の食事時間は規則正しく摂るのが理想です。

 

■10時間ダイエットの痩せ理論

(1)断食効果

10時間ダイエットでは、1日の食事を10時間以内に済ませるわけですから、残りの14時間は何も食べない状態となり、その間は断食している時と同じような状態を体内で作れます。

つまり、夜のうちにその日に食べた分をスムーズに消化できたり、胃腸を休ませることができます。そうすることで、翌朝の排泄をスムーズにする、代謝作用が優先される、脂肪として蓄えることなく痩せ体質に導く、といった効果につながります。

(2)夜型生活が改善

遅くても20時までに食事を済ませることを理想としているので、自然と夜中に食事を摂る習慣がなくなります。

朝型のライフスタイルを実践することで交感神経が優位になり、代謝アップ&脂肪燃焼にも役立つので、自然に健康的なダイエットが身に付きます。

(3)本来の食欲を取り戻せる

10時間ダイエットを繰り返すうちに、空腹で目覚めるという清々しさを味わうことができます。

「朝はいつも胃がムカムカしていた」といった夜型生活の人は特に、久々の空腹感を思い出すと同時に、お腹がすいたら食べるという本来の食欲を取り戻すことができるので、無駄な食欲が自然におさまるというのもメリットです。

(4)1食1食を大切にできる

10時間という限られた時間内で食事を済まさなければいけないので、1食1食がとても大切に思えてくるという特徴もあります。

自分にとって必要な栄養を限られた時間内で摂ろうと思うことで、考えながらバランスのよい食生活を送ることが自然にできるようになります。

 

■10時間ダイエットで気を付けるべきこと

・食事内容を少しずつ意識する

10時間の間であれば何を食べてもOKですが、毎回高カロリーの食事やジャンクフードばかりではダイエット効果も半減しますし、健康を損ねるおそれもあります。

ダイエットも健康目的が最優先なので、なるべく品数豊富にする、加工食品を控えるなど、食事内容も意識することで効果がアップするでしょう。

・よく噛む

噛むという行為は、“ヒスタミン”という物質を多く分泌します。ヒスタミンには食欲を抑える効果があるので、自然に食事量をセーブすることにつながります。

一口30回を目安に、よく噛む習慣を身に付けることも大事です。

 ・軽いエクササイズを習慣にする

これまでの食生活と比べると、1日で食事を摂る時間が短いので、食べてはいけない時間=夜の14時間をどう乗り切るかがポイントとなります。

この間に軽いストレッチ、ウォーキングなどを行えば気分転換にもなりますし、習慣にすることで代謝のよい痩せやすい体質になるでしょう。

 

NGルールがあるわけではなく、食事を極端にセーブする必要もないので、ストレスなく実践できるのが“10時間ダイエット”の魅力です。

夜型生活の人や食事制限が苦手な人には効果抜群のダイエット法だといえるでしょう。