人の両腕が川で見つかる 兵庫・西宮

 24日午後3時10分ごろ、兵庫県西宮市津門住江町の津門川を散歩中の女性が「川の中に人の腕のようなものがある」と110番した。西宮署員が駆けつけたところ、川底から人の両腕が見つかった。性別は不明で、白骨化はしていないといい、同署は、死体遺棄事件の可能性もあるとみて捜査している。

 同署によると、見つかったのは手のひらの部分を含む左右の腕。津門川にかかる住江橋の北側、川幅約12メートルの中央付近(水深約30センチ)に、そろって沈んでいたという。川の両岸には約1メートルのフェンスがあり、地面から水面までは約3メートル。

 近くの男性(35)は「警察官が川の中から白っぽい腕のようなものを引き上げているのが見えた。気味が悪い」と話す。別の男性(69)も「普段は子どもたちが元気に遊ぶのどかな場所。こんなことが起こるなんて怖い」と不安そうだった。

 現場は阪神今津駅の南西約400メートル。西に野球場や公園、東には住宅や工場が立ち並び、朝から川沿いを散歩する人もいる。